『死にたいけどトッポッキは食べたい』感想|韓国書籍紹介 vol.2
今回は韓国書籍『死にたいけどトッポッキは食べたい』をご紹介します。
本屋さんのエッセイ本などが並んでいるブースに置いてあるのをよくみかけますね。
こちらは韓国でも40万部超えのベストセラーになった本です。
本のあらすじと感想をご紹介します。
『死にたいけどトッポッキは食べたい』:あらすじ
気分変調性障害(軽い憂鬱症状が続く状態)にかかっている著者ペク・セヒが、カウンセリングの先生との会話を通して、自分との感情や症状に向き合っていくお話。
本の内容はほとんどが著者と先生との会話文になります。
絵はほとんどありません。
もっと自分を大切にしたいのに、自分で自分を苦しめてしまう
理想を追い求めて、それを達成できなかったら自分を責める
他人に対して、勝手に期待して勝手にガッカリする
物事を「白」か「黒」かではっきりさせないと気が済まない
本当に辛い時の「頑張れ」という言葉は毒にもなり得る
このような著者の思いや苦しみにカウンセリングの先生はどのような言葉をかけるのか。
今現状に何かに落ち込んで苦しんでいる方や、鬱症状がある方、自分をなかなか大切にできない方におすすめの本になります。
『死にたいけどトッポッキは食べたい』:感想
私がこの本を手に取ったきっかけは、私も著者と同じように鬱になっていたからです。
※ここからは私の暗い話になりますので、見たくない方は「※私の話は終わりです※」の部分までスルーでお願いします※
以前、私は普通の会社員でした。
入社2年目にして、責任の重い仕事を任されることが多くなり、残業も徐々に増え始めました。
周りから期待されて嬉しい反面、それが私にとってはプレッシャーとなり、できない自分を責め続ける毎日。
自分を責め続けると、それが体の不調として出始め、会社を休むことが増えました。
その時このままではまずいと思い、精神科に行きました。
病院での診断結果は『適応障害』。女優の深田恭子さんと同じ病名です。
結局、私は会社を退職することになりました。
退職する前に3ヶ月ほど休職していたのですが、その時に出会った本がこの『死にたいけどトッポッキは食べたい』でした。
暗くなりそうなのでめちゃくちゃ端折りました笑
※私の話は終わりです※
前置きが長くなってしまい、すいません笑
この本は、まるで自分がカウンセリングを受けているような気分になります。
「仕事で苦しんでいる方」「恋愛が上手くいかない方」「現実社会に対して不満を持っている方」「自己肯定感が低く自分をつい責めてしまう方」におすすめの本です。
生きづらいこの世の中でも、何か生きやすくなるヒントがこの本にはあると思っています。
逆に、今の人生何の不満もなく楽しい方、暗い話が苦手な方にはこの本はおすすめしません。
今の生活に満足している方がこの本を読んだら、逆に気分が落ち込んでしまうと思うからです。
そして私はまだ読んでいないのですが、『死にたいけどトッポッキは食べたい2』もあります。
今は私の鬱の症状もだいぶ治まってきたので、『死にたいけどトッポッキは食べたい2』を見るのはまた落ち込むことが増えてきたらにしようかなと思っています。
少しでも楽な気持ちで人生を送りたいという方はぜひ手に取ってみてください。
『死にたいけどトッポッキは食べたい』
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