『すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間』 感想|韓国書籍紹介 Vol.1
今回は韓国書籍『すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間』をご紹介します。
韓国ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』で主人公のキム秘書の愛読書としてドラマで紹介されており、有名になりました。
『キム秘書はいったい、なぜ?』第4話
最近はK-POPや韓国ドラマの流行で、韓国文学も日本に普及しつつありますね。
韓国の本というだけで手に取ってしまいます笑
本のあらすじ
恋愛のエッセイ本です。恋愛がメインではあるのですが、自分を大切にしようというメッセージも込められているような素敵な内容です🌿
私が惹かれた言葉を引用しながらご紹介します。
いつまで
まだ訪れてもいない先の心配をしながら
今日を生きていくつもりなの。
今すぐ楽しいことをしなくちゃ。
これ、自分に言われてるみたいで、心に残ってます笑
いつも何かしら心配事をしながら生きてるんですよね〜
この先何があるか分からないのに、「こうなったらどうしよう。」と考えてばかり笑
息抜きする自分も、嫌なこと放り投げて楽しむ自分も認めてあげようと思います笑
「慣れ」を大切に考える恋愛をしたいっていうだけなんだ。
付き合いたての頃は、すべてが新鮮でドキドキするものですが、付き合う時間が長くなるにつれて「慣れ」って出てきますよね。
それを「冷めてしまった」「飽きてしまった」と考えるのではなく、「落ち着く心地の良い存在」「なんでも分かり合える関係」と捉えて、お互いの存在をいつまでも大切に考える、そんな恋愛がしたいです笑
感想
一つ一つの言葉がとても繊細で美しく、心にスッと入り込むような作品でした。
文字量はそこまで多くなく、挿絵がとても綺麗で、本が苦手な方でも苦なく読むことができますよ。
今恋愛で悩んでいる人、過去の恋愛に苦しんでいる人、現在大切な人がいる人、感情を抑え込んで生きている人、それぞれの人に合った本なのではないかなと思います。
読んでいる人が現在置かれている状況や経験によって、文章の感じ方や意味の捉え方が変わってくるかもしれません。
しかし、どの内容も安らぎや安堵を与えてくれる、そんな温かい作品です。
特に悩みがない人であっても、この本を読んだら心が洗われるような気持ちになると思います笑